2006年11月 4日 (土)

ハード面でのバリアフリー

今日は滋賀でのお仕事です。

ニュースなどでご存知の方もいらっしゃると思いますが、
知事が替わり、新幹線の新駅建設を凍結して話題に
なっています。

地元の人に聞いてみると

「駅?いらないでしょう。」との答えが大多数。

駅が欲しいのではなく、駅と周辺工事が欲しい人の都合?
21世紀の世の中に、まだこのレベルの考え方が生きているのが不思議です。

交通バリアフリー法が成立、施行されて、大都市を中心に
エレベーターの設置が進んでいます。

大変良いことですが、事業者がお金を出すのではなく、
周辺自治体がさまざまな名目で補助金を出しているケースが
ほとんどです。

公共交通機関であるがゆえ、赤字でエレベーターがつけられない
ならともかく、大きな黒字を出している会社が「補助金出すなら
エレベーター設置してもいいよ」ではサービス業とは言えません。

会社を運営し、公共の役務を担っている自覚があるなら
安全と共に進めていくべきことがあるはずです。

夕方、滋賀から大阪に移動して来ましたが、混雑で電車が遅れて
いたのでしょうか、かなり飛ばしていました。

体感速度ですが125キロ~128キロは出ていました。
(鉄道業出身ですので、体で分かります)

あきらかに速度制限オーバー。
カーブでは大きな揺れと共にかなり外側にふられていましたが
JR西日本さん、大丈夫ですか。

経営陣の皆さん、二度目はないですよ。
ダイヤと回復運転のあり方にはまだ無理があると感じました。

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2006年10月18日 (水)

その旅は、どんな感動を味わえるのですか?

どんな感動を味わえるのですか?

昨日、駅でもらったフリーペーパー。
某大手旅行代理店のツアー募集パンフレットです。

表紙には“1万円台でいける海外旅行!”のキャッチコピー。

格安旅行氾濫に苦々しい思いを持つ、私も思わず
手に取ってしまいました。

1万円で行ける海外。
どこでしょうか?

ご想像の通り、「ソウル」でした。

内容を見ると

「完全フリーソウル3日間 18,500円」

私でも試しに参加してみようと思ってしまいます。

これならダメもとでも面白いのでは、と。

皆さん、ご一緒しませんか?

パンフレットの内容をもう少し詳しく見てみましょう。

1日目 成田(夕刻又は夜)ソウル着(夜)
    着後、免税店にご案内します。

    ホテルは○○ホテル又は同等クラス

2日目 フリー

3日目 ソウル発(朝)成田着(午前)

現行のフライトスケジュールですと、ソウルに到着するのが
夕刻の遅い便だと23時ちょっと前。

入国審査をしてバスに乗り込むのは24時頃。
その後、免税店ですか?

ホテルにチェックインするのは午前2時?

2日目はオプショナルツアーを売りつけられさえ
しなければフリータイムを楽しめる、でしょう。たぶん。

3日目は朝8時の飛行機だとすると6時に空港スタンバイ。

おっと、パンフレットには書かれていませんが、
お約束の「キムチ店立ち寄り」はあるはずです。

するとホテル出発は午前4時でしょうか。

18,500円の理由が判ります。

もっとも、空港税と燃料サーチャージは別ですから
実際には3万円を越えると思います。

これだったらソウルに行くより、箱根でのんびりしたほうが
有効な時間の使い方だと思うのです。

安いとか、お得、もいいのですが、
そうではなくて

「その旅に出ることで、どんな感動が味わえるのか」

その事にもっと執着しましょう。

ツアーでもいいですし、個人旅行でもいいのですが、
見せ掛けだけの安さで、内容がまったく伴わない旅行が
氾濫し、その見せ掛けの値段だけが一人歩きするのは、
その土地の価値も下げてしまいます。

18,500円なんて言われたら

「その程度で行ける国なんだ」と思われてしまうのではないでしょうか。

韓国には素晴らしい文化や歴史があります。
言葉も出ないくらい、美味しい料理があります。

地元の人が集まる焼肉店や韓国料理のお店に行って見てください。
信じられない位、美味しいですよ。

そして、
その土地を訪れるものの礼儀として文化や歴史を知る。

ちまたで言われる、薄っぺらい靖国問題などではなく、
1000年、2000年の単位で歴史を考える。

ガイドブックには書かれていない街角に「感動」は隠されています。

あなたは、旅でどんな感動を味わいますか。

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2006年9月20日 (水)

ちょっとした勇気と想像力

温泉旅館の話題には、皆さんさまざまなご意見を
お持ちでいらっしゃると思います。

バリアフリーへの熱意に限らず、
「使いにくい部屋」が出来てしまういちばんの原因は

想像力の欠如

であることは間違いありません。
どのようなお客様に、どんな風に使って頂きたいのか。

目をつぶってイメージする事が大切です。

玉之湯の社長さんは、はっきりと

「私達はこんなお客様をイメージしています」
と断言されます。

ストライクゾーンは決して広くはありません。
バリアフリーと言っても、すべての障害者の方を対象として、
全部100点はありえません。

サービスの軸を決めて、あとは想像力とお客様の声を
融合させながら、質を高めていく。

最初から完璧なサービスもありません。

でも、
サービスはお客様の声を反映させる事によって、
必ずその質は高まります。

「ちょっとした勇気」は、

まだまだ遅れている高齢者、障害者対応に
一歩先んじる勇気です。

人並みの事しかやらなければ、人並みのレベルです。

ほんの少し、半歩でも一歩でも前に進む行動力が
あれば、オンリーワンの宿が出来るのになあ、と
いつも思います。

旅館やペンションを運営されている皆様。

大変なお仕事だとお察ししますが、
お客様の笑顔と元気の為に、頑張りましょう。

応援しています!

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2006年8月 1日 (火)

バリアフリーと育児

ベルテンポのスタッフ、大類には3歳になる娘さんがいます。

育児と仕事の両立は本当に大変だと頭が下がるのですが、
ママになってみて、初めて判るのが
「子供がいると、旅行は大変!」と言う事実だそうです。

 旅行中に病気をしたらどうしよう。
 飛行機の中で騒いで迷惑を掛けるかも。
 食べ物が口にあるか
 ホテルのベッドの高さが高いらしいけど、落ちないか。

それだけではありません。
家族の理解をいかに得るかと言う「大きなハードル」だって
存在するのです。

この準備の大変さ。
「バリアフリー旅行と一緒ですね。」
と大類が口にしていたのが印象的でした。

そう、どちらもなかなか大変。

 情報収集から始まって、誰に相談するか、
 旅行会社はちゃんと対応してくれるのか、
 断られたりしないのか、
 アレルギーや好き嫌いがあったらどうなるのか、
 特別な配慮にどこまで対応してもらえるのか などなど。

価格だけではない、さまざまな角度からのアプローチが
必要となります。

子連れ海外旅行などの場合は、最近大手旅行会社でも
専用のツアーなどを企画していますが、それでも準備は
殆んどの場合、本人がやらないと、旅行代理店には
家族に相談するようには親身にはなってもらえません。

今回、12月に実施するホノルルマラソンには当社スタッフ
大類も3歳の娘さんと参加します。

恐らくツアー中、最年少の参加者となりますが、
他にもご家族で参加される4,5歳の子供さんから、
上は○○歳=最高齢の方はまだ把握していませんが、
幅広い年齢の方が50名近く集まっていらっしゃいます。

メンバーの中に、体に障害がある子供さんやそのお母さん、
人工呼吸器をつけて、初めての海外に挑戦するお客様など、
すばらしい方々がエントリーされています。

もちろんフルマラソンを走る方だけではなく、
10キロのウォークを楽しむ方、
沿道から応援される方、

参加者それぞれのさまざまなアプローチがあります。

  育児に悩んでいる方、
  子供が生まれてから海外に出かけていない方、
  子供さんに障害があり、海外旅行なんて諦めている方、
  障害はないけど、何となくモヤモヤしている方

ホノルルに一緒に出かけませんか。
ハワイもいいところですが、きっと“素晴らしい出逢い”が
あるはずです。

参加者の皆様の人生や生活、考え方に触れるだけでも、
これからの人生の糧になる気づきが得られるはずです。

ハワイなんてとんでもない!

とおっしゃる方には、国内版の企画もあります。
大自然で大人と子供が手軽に楽しめる企画です。
秋の連休を皆で一緒に過ごしてみませんか?

そして、自分に渇を入れたい方は富士山へGO!
私は別に渇を入れる必要はないのですが、

「私ですか?立場上登ります。」

どこかの農林水産大臣をマネしてみました。

Amamihotta2_015 ☆ちびっこ集まれ!信州で自然と遊ぼう
 http://www.beltempo.jp/tour2006/kids.html

Mtfuji051110_018 ☆富士山のご来光、一生に一度は拝んで見ませんか?
 http://www.beltempo.jp/tour2006/mt,fuji.html

Honolulu_051208_186 ☆心のモヤモヤがすっきり。「ホノルルマラソン」あと8席
 http://www.beltempo.jp/tour2006/HNL.html

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2006年7月29日 (土)

お尻で風を感じたい。

車椅子を利用していると、お尻が蒸れませんか?
特にこの季節は大変です。

車椅子の構造上、なかなか風通しをよくするのは
難しいのですが、意識していないとあせもじゃ
済まなくなってしまいます。

風と言えば、
10年来の友人、世直しゲンさんと一緒に企画している
「あの風を感じたい」イベントを今度の土日に開催します。

 バイククラッシャーズ2006
http://www.beltempo.jp/tour2006/bike2006.html

バイクの事故で体に障害が残ってしまった若者に、
もう一度「二輪に跨った時の風の感覚」を感じて
もらおうぜ、と言う単純明快非難ごうごうの企画。

もうダメだ、と「何かを諦めてしまう」のではなく
諦めなければ、その夢は実現するとのシンプルな想いで
始めたのですが、まあそれはそれはなかなかたくさん
「ご批判」「ご指導」その他頂戴しました。

事故で亡くなった家族の気持ちが判らないのか。
バイクなんか、見たくないはず。
商売でやるなんて。
事故が起きたら、誰が責任とるの。

私も高校時代にバイクの事故で同級生を3人亡くしています。
事故の悲惨さはよく理解しているつもりです。

ただ「言論や想いの封鎖」をするべきではない。
誰か他人が「やるべきではない」と関与出来るものではない。

私はそう考えます。

「嫌な想いをする人がいるから、そんな事は口にすべきじゃない。」
との“正論”で「出来るならばもう一度、あの風を感じたい。」
と密かに願う人の気持ちを抑圧するべきではないと、
私は確信しています。

バイクの事故で「高次脳機能障害」という、
難しい障害が体に残った私と同年代の男性が、
このイベントへの参加を楽しみに、
毎日体力づくりをしていると、お母様から聞きました。

この男性、
最初にお逢いした時は明らかに「病人」の顔をしていたのが
エンジン音を聞き、ヘルメットを被った瞬間「バイク乗り」の
顔になったのです。
Bike

彼、ひとりの為にでも10年続けたいと確信できるイベントです。
そんなイベントにジョイントしたい方。
その場に居合わせてみたい方。
単純に面白そう!とひらめいた方。

日帰りでも参加出来ますので、良かったら今からでも
エントリーして下さいね。

バイクの免許がなくても、見た事がなくても、
昔、だいぶ悪いことをしちゃっていた人も、

大歓迎です。

表題の「お尻で風を感じる」ですが、バイクの後ろに跨ると
お尻がすーすーして、
車椅子とはまったく違う風を感じるのですよ。

立位が取れなくても、
ドライバー(前で運転する人)に掴れれば、
タンデムでバイクに乗れます。

チャレンジ!お尻で風を感じたい人!
http://www.beltempo.jp/tour2006/bike2006.html

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2006年7月20日 (木)

ニュージーランドの梅田さん

ニュージーランドの梅田さんからリポートです。

1.NZ人の常識

この国では、【バリアフリー】【人に優しい社会】などどいう
概念がありません。
困っている人がいたら、助け合うのは当たり前 という
気持ちを誰もが持っているからです。

①ボランティア

自分が出来ることを地域に提供するという気持ちを持って
いるので、ボランティア制度が発達しています。

例えば、放課後無料もしくは小額で子供達にゴルフや
テニスを教える。

ゴルフ場のメンテナンスは、時間のある人が手伝ったり、
又、時間に余裕のある人はボランティアで高齢者、障害者と
病院に同行することも行っています。

物欲、名声などよりも、人の役に立てる喜びとボランティアを
する楽しさの方を大切にしています。

ボランティアは特別な事でも、評価されることでもなく、
日常ごく自然と行われる為、困っている人がいたら助け合う
のは当たり前となるのです。

②コミュニティー

コミュニティーが子供を育てるという概念があり人々は、
コミュニティーを大切にしています。

学校のホール、テニスコート、バスケットコートなどを
開放したり、コミュニティーセンターを通して、経済的に
苦しい人への寄付なども行われています。

又、会社は利益をコミュニティーに還元します。

ゴルフトーナメントのスポンサー、ラグビーチームの
ユニフォーム代などを支給します。

町の、銀行、郵便局、レストラン、スーパー、病院、
図書館など、バリアフリーとなっている為、車椅子の人が
一人でいる姿を良く見かけます。

誰もが住みやすいコミュニティーをつくる為に、ハード面に
税金が使われることは当たり前のことなのです。

③エンジョイ

何事にもエンジョイを大切にする国民なので、
大らかな人が多いです。

例えば、バスの到着が2.3時間遅れても文句を言わず、
むしろ、待つ時間を楽しんでいます。

サービスを提供する側だけではなく、サービスを受け取る側
にも寛大な心が必要なようです。

町の設備はバリアフリーですが、遊覧船、遊覧飛行など、
人の力が必要な事もあります。

助ける人、助けられる人、当たり前に行われています。
エンジョイをする為には、ハード面のバリアは大きな問題ではないようです。

このように日本人とはかなり異なる価値観を持っているため、
日本で言う ソフト面にバリアがない国民ですから、
【バリアフリー】という概念がなく、ハード面のバリアフリーも
当然の事なのです。

梅田さんのゲストハウス
http://www.beltempo.jp/qa.nz.html

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明日は急遽、大分に帰省することになりました。(高萩)

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2006年6月16日 (金)

バリアフリーの取り組みは順序が大切

旅館のバリアフリーやユニバーサルデザインを推進する為に、
全国のさまざまな自治体や温泉街から講演や研修などで
お招きを頂くのですが、いつも感じることがあります。

それは単に、
バリアフリーやユニバーサルデザイン=改築・段差解消と
直結させてしまうのではなく、その間に多くのステップが
あると言う事に気がついて欲しいという願いです。

●順序が大切

これは私の持論ですが、一般の家族連れや個人客に良い
サービスを提供出来ない旅館が、バリアフリーを目指すのは
順序が違います。

誤解を恐れずに言えば、

冷めたてんぷらを平気で出す事と、
朝、ご飯を食べている間に、さっさとふとんを畳んでしまう事と、
障害がある方や高齢の方への対応や心構えがしっかりと
出来ない事は、

全部繋がっています。

お客様の気持ちが判っていない点で。

お客様への心配りや気配りが出来ることは、バリアフリーや
ユニバーサルデザインを語る上での前提条件です。

まずは自分達のサービスの中で

“お客様想いでない部分がどこなのか”

をしっかりと自覚し、
すぐには全部出来なくても、そこに問題があると言う事を
経営者と働く方が共通で認識する事が、最初の一歩です。

どんなに設備改修をしてバリアフリーだと謳っていても、
旅行前に架けた電話の応対が悪かったら、どうでしょうか。

少なくとも、私達は段差やトイレの事よりも、
電話から「喜んでお迎えしたい」気持ちが伝わってくる宿を
選びます。

顧客に媚びる訳でもなく、
でも「喜んでもらいたい」想いがちゃんと伝わって来るような、
そんな旅館は本当に少ない。

誰に来て欲しいか、が明確になれば、
きっと素敵なお客様で賑わう日が来ると思います。

障害があるお客様だけで満員なのも、
それはそれで「おかしな姿」だと思います。

普通に賑わっている旅館のお客様の中に、
車椅子や杖を使う人がいて、
子供や高齢の方もいる。

その為の「サービスレベルアップ」の順序を
しっかりと見極めましょう。

少なくとも
「最近団体客も減ったし、バリアフリーにでも取り組むか」
等と言う姿勢ではやらないで下さい。

障害がある人に失礼です。
信じられないと思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
当社に「バリアフリービジネスについて指導して欲しい」
と言われる方の大半は、

「今、儲かってないからバリアフリーマーケットに
 取り組んでみようと思う。」と平然と口にされます。

なぜ、ホンモノのバリアフリーが推進されないか、
理由が判るような気がしませんか。

顧客の側は、何がホンモノで何がホンモノでないか、
見極める目を持つ必要があります。

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2006年6月12日 (月)

玉之湯の宣伝、ふたたび

「今まで旅した中で、どこがいちばん良かったですか。」

仕事柄よく聞かれるのですが、6月2日~お邪魔した
「玉之湯」さんは私のお勧め宿の中でも3本の指に入ります。

バリアフリーが良いと言った単純な理由ではなく、
館内全体に醸し出されている空気がなんとも緩やかです。

清潔感にしても、
スタッフのさりげない気配りにも優しさを感じます。

ご主人もおっしゃられていましたが、高くて良い旅館は
日本にもたくさんあると思います。

しかし、
庶民が手が届く価格帯で、このサービスは立派です。
何度も行きたくなる旅館です。

・信州・あさま温泉「玉之湯」
http://www.beltempo.jp/tabijoho.tamanoyu.html

今回ご一緒させて頂いたお客様の声です。

玉の湯、今まで経験した中では、一番だったかもしれません。
主人が車椅子を使用するようになってから、いろいろな旅を
しましたが、その中では一番満足できる宿でした。

高い料金を出せば゜もっと豪華なところもあるでしょうが、
私たちも身の丈に合う料金で、しかも清潔、宿の方たちの
対応も一流という感じでした。

家族風呂にもゆっくりと入れて、しかも無料なんて。
また、行ってみたいと思わせてくれるような宿でした。

ただ、もっと浅間温泉自体が活性化するといいなと思いました。

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私も、あさま温泉の活性化にぜひ何かしたいです。
温泉街が寂れていくのは寂しいですね。

活気を取り戻す為に、地元の皆さんもどうか「最初の一歩」を
踏み出して欲しいです。

皆さんも「マイブーム」の宿やホテルをご紹介下さいね。
情報提供、旅の感想をお待ちしています。

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2006年6月10日 (土)

ありがとうございました。

この仕事の醍醐味。

旅が大好きなお客様とご一緒して、
お客様がどんどん元気になられる。

しかし、出逢いがあれば、別れもあります。

ベルテンポを創業前から応援して下さり、
何十回となく旅にご一緒したお客様が
6月9日朝、一歩先に天国へ旅立ちました。

介助者の方から電話でご連絡を頂いたのですが、
朝、介助者の方が倒れているご本人を発見された時、
次回旅の件をまとめようとしていたノートが
開かれたままになっていたそうです。

私達も秋に電動車イスで重度障害の方が
気軽に行けるアジアの企画を、と相談を受け、
先日も打合せをさせて頂いたところでした。

旅をこよなく愛し、
障害者団体のリーダーとして、
メンバーの皆さんに、旅にチャレンジしてもらう
事で、人生の意欲や自信をつけてもらおうとされていました。

それだけではなく、
障害がある人も、依存しすぎるのではなく
自分でリスクを取り、
自分で決め、
自分で一歩先に進む。

そんな考えを広めようとされていました。

まだまだ行き残した旅先がたくさんあったのでは
ないかと思いますが、天国でもたくさんの旅を
されることと思います。

元気と勇気をありがとうございました。
これほどの存在感を持ち、誰からも愛された人を
私は知りません。

私は福祉や介護の世界を語る資格はありませんが、
旅や外出支援の世界では、普通に電車に乗れるように
普通に飛行機に乗れるように、

微力ながら社会にアプローチして行きます。

天国では大好きだったお風呂に、
介助者に気兼ねせずにゆっくり入って下さいね。

ありがとうございました。

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2006年6月 7日 (水)

成田空港の第一ターミナル

成田空港の第一ターミナルが新しくなり、さっそく
視察に出かけて来ました。

今まで長い期間、工事の為に閉鎖されていましたが
今回のオープンに合わせて、全日空をはじめとして
スターアライアンスに加盟している航空会社が一斉に
第一ターミナルに引っ越しました。

ターミナルの床面積が増えれば、物理的に混雑が
緩和されるのは当然です。その意味ではターミナルの
拡大はとても良いことです。

しかし、皆様もお気づきかと思いますが、どうして
日本の空港ターミナルは、あそこまで狭いのでしょうか。

海外の明るくて広々とした空港を体感されたことのある
方は、その違いに愕然とされたのではありませんか。

アジア勢も韓国のソウル仁川(インチョン)は、とんでも
なく広い。成田よりはるかに使いやすい空港です。

シンガポールも然り。
そして、バンコクやクアラルンプールも更に拡大を
続けています。

政治問題もあるのは理解出来ますが、
空港は国策そのもの。
ワールドワイドな視点で30年先を見て頂きたいですね。

第一ターミナルはとても清潔で動線がシンプルでした。
行列をなくす為の工夫がなされているようです。

ただ、率直な感想を言わせて頂くと、

●暗い!

 採光の工夫で明るく出来ないのかなあ。

●椅子がない!

 座って欲しくないのは判りますが、天下の成田空港に
 あの数の椅子しかないのは、う~ん。

食べるところはたくさんありました。
もちろんバリアフリー対応はどんどん良くなっていますので、
垂直移動は第二ターミナルより数段優れています。

大きなエレベーター。
空港には必須です。

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